本日の北日本新聞の朝刊で「エステ脱毛健康被害」という記事をご覧になった方も多いかと思います。同業者として、被害に遭われた皆様に心よりお詫び申し上げます。こうした問題が取り上げられることは、私たちエステサロン業界にとって、決して無視できない課題です。お陰様で、当店ではまだお一人も健康被害は出しておりませんが、常に危機感をもって行わせて頂いております。そこで、脱毛サロンにおける火傷の原因について、お話したいと思います。
 先ず、脱毛サロンでの火傷の肌状態には2パターンがあり、一つ目が、施術中に熱い油が跳ねたような痛熱い体感の時の火傷です。これは、脱毛器のアタッチメント跡が四角く残ってしまいます。二つ目は後からジンジン、ひりひりして痛みが出る状態で、これは正しく日焼けと同じです。どちらの場合でも、即座に冷やし、皮膚科に行くことをおススメします。
 これは脱毛施術の大原則ですが、脱毛では火傷はします。しかし、勘違いして欲しくないのは、脱毛器は、使い方次第で危険性や便益が変わるという事です。これは燃料や電気、薬物でも何にでも当てはまります。脱毛での火傷の原因で一番多いのは、日焼けの肌状態での施術です。これはサロンでもクリニックでも同じです。脱毛はメラニン色素に反応して、肌内部で熱を発生させ、その熱を利用して毛を無くします。日焼け時は、そのメラニン色素が活発化して、肌乾燥もして、既に火傷状態の場合もあります。そうなれば、当然火傷リスクが高まります。次に原因として多いのは、施術者の過信によるもです。早く脱毛を終わらせたいが為に、回数を重ねるごとに出力を上げてしますことです。肌のチェックやお客様の活動パターンも聞かず、マニュアル通りに施術してしまうことです。
 当店の対策としましては、日焼け状態次第で、施術のお断りします。そして、日頃からのお客様に保湿処理を促します。また、絶対に無理な出力による施術を行いません。そして最後に一番大事なお客様とのコミュニケーションを細かく取ることで、肌状態を見聞きします。今後とも宜しくお願い致します。

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