もみほぐしとリンパの違い

どちらにもリラクゼーション効果はございますが、施術方法が変わってきます。「もみほぐし」は、強弱のある揉み、ツボを刺激することで筋肉の緊張のほぐし、血液のめぐりを整えます。一方、リンパケアは、直接お肌を指や手の平を使って、滞っていた血液やリンパの流れをよくし、老廃物や疲労物質、余分な水分を取り除きます。特に女性に多い冷えやむくみなど改善には大きな効果が期待できます。また、香りのあるオイルを使用することにより、リラックス効果、自律神経の乱れを整えますので、精神的に疲れている方には特におすすめです。

目的と効果
むくみ

リンパ液は、血液のように心臓のポンプ機能で流れが保たれているわけではありません。そのため、リンパ液はどうしても流れが滞り、余計な水分としてむくみの原因になりやすくなります。リンパマッサージを行って体内の余計な水分の排泄を良くすることで、むくみの解消が期待されています。

免疫力

リンパケアによってリンパの流れがよくなることで、リンパ液の中に含まれている免疫細胞が全身へ巡るようになり、免疫力向上が期待できます。

頭痛、肩こり、体質改善

リンパケアによってリンパ液だけでなく血液の流れもよくなっていくため、頭痛、肩こりなどの不調の改善にもつながると期待されています。

疲れにくい

リンパケアで全身の血液とリンパ液の巡りがよくなっていきます。これによって、老廃物が溜まりにくくなることから、疲れが蓄積しにくくなります。また体の緊張もほぐれていきますので、リラックスした状態で睡眠できるようになり、睡眠の質の向上にもつながると言われています。ぐっすり眠ることで翌朝に疲れが残りにくくなると言えるでしょう。

ダイエット効果

リンパ液の老廃物が流れることで代謝が上がっていき、血行も良くなっていきます。これによって全身に栄養が行き渡り体内の機能が円滑に行われるようになります。その結果として、基礎代謝が上がりダイエット効果が期待できます。

肌のトーンアップ

リンパケアを行うことで、リンパ液だけでなく全身の血液の巡りも良くなるため、肌質の向上が期待できます。また血色も良くなるので、肌のトーンが上がり、肌のくすみや色むらといった肌トラブルが改善できるかもしれません。

施術後の過ごし方

多めに水分を取る
施術後は、身体が熱く血流がよくなり、滞っていた老廃物が血液中に流れ出します。これを早めに尿として排出するためにも多めの水分を取りましょう。しかし、アルコールはNGです。
胃腸に負担のかかる食事は2時間後
脂っこいお肉やお米など、消化に時間がかかる=胃腸に負担のかかる食べ物はできるだけ控えて、身体が落ち着いてきた施術2時間後くらいからゆっくり食事をしましょう。
激しい運動は控えめに

施術後は、筋肉が緩み安定した状態です。過度な運動で筋肉に負担がかかり、怪我の恐れが出てきます。安静にリラックスして過ごしましょう。
飲酒を控える
施術後は、血流も良くなり少しのお酒でも酔っ払ってしまい、悪酔いしやすくもなりますので、少し控えめに。
長湯は避ける
長湯は、血行がよくなり過ぎて身体に大きな負担をかけます。施術を受けた日は、シャワーで軽めに済ませましょう。

施術頻度

リンパケアの周期の理想は、通い始めてから1~2ヶ月は、1週間~2週間に1回、その後は定期的に1ヶ月に1~2回程度です。最初に短い周期で通う理由は、リンパの流れを滞らせない体質に改善することです。その後、浮腫まなくなったり、頭痛や肩こりの改善が感じられれば、長い周期でケアするだけです。欧米でリンパケアは医療の一環で、保険の対象となっています。なぜなら、リンパケアは、病気の未然防止策と認識しているからです。

施術動画
  1. リンパケア